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愛知県共産党ジェンダー平等委 共に学び運動前へ 10団体訪問

新婦人の(右から)小池、佐々木両氏にジェンダー問題のパンフを渡す(左から)高橋、須山の両氏=24日、名古屋市熱田区

 「こんな言葉が相手を傷つけるのですね」、「男尊女卑の風土の地で育ったので一から学びます」―。日本共産党愛知県委員会ジェンダー平等・人権委員会が24日、県内の新日本婦人の会(新婦人)愛知県本部や愛知県労働組合総連合(愛労連)など10団体を訪れ懇談しました。

 同委員会は、ジェンダー平等を綱領的課題だと位置づけた日本共産党第28回大会を受け設置。同委員会が各界と懇談するのは初めてです。

 新婦人事務所では、責任者の須山初美県副委員長、高橋まきこ事務局長らが訪問。小池まり子会長、佐々木ゆかり事務局長が応対しました。

 須山氏は、同委員会が作成したパンフ『ジェンダーってなんじゃ?Q&A』を手渡し、「ジェンダー平等社会をめざし、新しい課題に踏み出したところです。新婦人の50年を超える女性運動の歴史に学び運動を進めたいです」と決意を語りました。

 小池会長は「女性差別や性暴力などの問題で運動してきました。ジェンダー問題では共同して学び運動しましょう」と応じました。

 愛労連では、竹内創事務局長代行は「女性の役員が少ないので増やすよう努力しています。パンフを参考に学習会などおこないたい」と述べました。

 県民主医療機関連合会役員は「ハラスメントなど様々な問題があります。患者や利用者の声を聞き、身近な問題から一歩、一歩、解決していきたいです」。福祉保育労働組合東海本部役員はパンフに掲載されている「お茶は女性が出すものと思っている」、「家事や育児を『手伝うよ』と言ってしまう」などのチェックリストを見ながら、「自分の周りの人が普段の生活であたりまえだと思ってきたことが、実はジェンダーかもしれない」と話しました。

(3月27日 しんぶん赤旗)