沖縄県の米軍新基地建設反対の思いを音楽で伝えようと15日、名古屋市中区で辺野古新基地建設に反対するミュージシャンらが路上ライブに取り組みました。
新型コロナウイルスの影響で、当初予定していた「辺野古新基地建設反対コンサートin名古屋」(第20回)を中止し、路上ライブに切り替えたもの。有志のミュージシャン14組が出演し、ロングランの演奏をしました。路上には100人を超える人が聴きいり、ブルースやロック、合唱などさまざまなジャンルの歌を楽しみました。
出演したバンド「第8旅団」の沖てる夫さんは「基地予定地はマヨネーズのような超軟弱地盤。くいを打って基地をつくるようなところじゃない。そもそも本当に基地が必要なのか。地球全体で考えよう」。「シリキレトンボ」のアホのヒロシさんは「悪いものは悪い。自分らは歌うことしかできないけれど、それが考えるきっかけになればいい」と語りました。
浅野清高・実行委員長は「コンサートを中止はしたが、意思表示はしていかなきゃいけない。共感してくれた出演者に感謝したい。マイクを消毒するなど対策をとりながら、できることをやっていく」と話しました。
ほぼ毎回見に来ている那覇市出身の女性(71)は「路上ライブも多くの人の目に触れてよかった。きれいな海を埋め立てて、基地をつくるなんて絶対に許さない」と述べました。
(3月18日 しんぶん赤旗)