「バイトが無くなった」、「勉強の遅れが心配」―。日本民主青年同盟愛知県委員会が7日、名古屋駅前で「新型コロナウイルスに関する若者アンケート」に取り組みました。
■ 民青愛知県委が調査
駅前を行き交う若者に「新型コロナによる仕事や生活の影響」を問うシール投票や若者生活実態アンケートもよびかけました。通常より人通りが少ない中、20人の若者が足を止めてシール投票やアンケートに答え、シール投票では1人を除き全員が「影響がある」に投票しました。
古川大暁(ひろあき)県委員長らが「新型コロナウイルスの影響による仕事や生活について聞かせてください。いただいた声は国会や地方議会に届けます」と元気に声をかけました。
休校による影響では、中学2年の女子生徒は「来年の高校受験が心配。自主勉強が苦手なので、塾も休みで困っている」。男子生徒(14)は「中2の勉強範囲が終わっておらず、3年進級が不安」。高校2年の女子生徒は「授業も期末テストもなくなった。来年度は大学センター試験に代わる共通テストが始まるので大学進学に響くのではないか気になる」などと語りました。
男子大学生(18)は「結婚式場のアルバイトをしていたが、結婚式の延期や規模縮小で仕事がなくなった」。女子学生(21)は「ファミリーレストランで週1日のアルバイトしている。春休みは週5日働く約束だったのに、店長から客が減っているので3月は週3日。それも忙しいランチ時だけにしてくれと言われた」。図書館で働いている三重県の女性は「休館になり、正規雇用なので出勤して、傷んだ本の補修・修理をしている」。名古屋市天白区の女性(25)は「小学生の子どもがいる同僚が休暇を取っているので、残ったみんなで支えあって仕事をしているが大変」と回答しました。
行政への要望について、中学2年生の男子生徒は「もう少し早くいろんなことを決めて、国民に早く知らせてほしい。楽しみにしている中3時の修学旅行も未定。早く決めてほしい」。女子学生(19)は「検査など日本の対応は遅い。韓国のように対策をしっかりとってほしい」と書き込みました。
女子学生(21)は「飲食店のアルバイト時間が削られ、お金がためられないので卒業後の奨学金返済が出来なくなるかも。国は学生向けの補助金や奨学金返済延期をしてほしい」と話しました。
同県員会はネットでもアンケートを募っています。http://bit.ly/2v3mee1。ツイッター@minsei_aichiからもできます。
(3月10日 しんぶん赤旗)