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新型コロナ 検査・医療体制強化を 党愛知県委が知事に申し入れ

健康対策課職員に申し入れる党県委要請団=6日、愛知県庁

 愛知県内では、「熱が出ても入院を拒否される」「症状があっても保健所で検査してもらえない」など、新型コロナウイルス感染症の影響で、県民から不安の声があがっています。日本共産党愛知県委員会は6日、検査・医療体制強化を求めて大村秀章県知事に申し入れました。

 党県委は3日に新型肺炎対策本部を設置。要請には、須山初美本部長(県副委員長)、高橋まきこ事務局長ら5人が参加しました。県健康対策課の職員に要請文を手渡し、対策の現状について短時間話し合いました。

 要請項目は、▽PCR検査の量を緊急に増やすため、民間の研究機関の力を活用する▽第2種感染症指定医療機関を早急に増やし、感染者の受け入れを急ぐ▽マスク、防護服など必要な物資と人員、維持にかかる経費を補助し、県として国に負担を求める―など6項目。

 須山さんらは「県内の党議員には『1週間、熱とせきがあって受診し、医師が検査を保健所に求めたが断られた』など、切実な声が寄せられているがどうか」と質問。職員は「医師が判断したものはやるようにしたいが、検査には医師の正しい判断と技術が必要。過度な不安を避け、必要な人が受けられない事態は回避したい」と答えました。

 6日から始まったPCR検査保険適用について、職員は「検査のルートや精度が劇的に変わるわけではない。感染を広げないようしっかり対策したい」と話しました。

(3月7日 しんぶん赤旗)