「新型コロナウイルスによる解雇・雇止めがあれば相談を」―。愛知県労働組合総連合(愛労連)は2日夕、名古屋市中区の金山総合駅前で、新型コロナウイルスに関する倒産・解雇・雇止め・自宅待機などの無料労働相談を実施し宣伝しました。組合員ら10人が「無料労働相談」の横断幕を掲げて、相談場所や電話番号を書いたビラ入りティッシュを配りました。
竹内創事務局長代行は「感染に伴う解雇や雇止めは許せません。雇用環境の悪化などの相談をおこなっています。困っている人はお気軽に相談して下さい」と呼びかけました。9日には愛労連も加盟する全国労働組合総連合(全労連)が全国いっせい労働相談ホットラインを開設することも紹介しました。
愛労連の労働相談センターには「ホテル従業員だが、中国からの旅行客がなく雇い止めにあいそう」、「学校の非常勤職員。授業がなく賃金が保障されるのか不安」、「医療現場で清掃作業している派遣社員。感染者の入院で3月中旬まで出勤停止が命じられたが賃金も出ない」、「介護施設運営者。感染を心配してデイサービスの利用者が減り、経営が厳しい」などの相談が寄せられ始めています。
全国いっせい労働相談ホットラインは9日(月)午前9時半から午後7時まで。電話番号は0120(378)060(無料)です。
(3月4日 しんぶん赤旗)