日本アクリル化学(東京)による名古屋工場(名古屋市港区)の閉鎖は許せないと2月26日、名古屋市内で支援する共闘会議の結成総会が開かれ、労働組合員や市民ら約50人が参加しました。
同社はダウ・ケミカル・カンパニー(本社=米国)の実質的な子会社。名古屋工場閉鎖は生産を東南アジアに移し、人件費を削減するためといわれています。
総会で、林義博・全国一般日本アクリル支部執行委員長は「工場閉鎖で労働者を犠牲にする多国籍企業ダウの横暴は許さない」と決意を述べました。東中貢・全国一般中央執行委員長、知崎広二愛労連議長があいさつ。東中、知崎両氏らを代表委員に選出しました。
組合との交渉で日本アクリル化学は、営業黒字の名古屋工場を閉鎖する理由が説明できず、「名古屋工場がス安全基準を満たしていない」ことを閉鎖の理由にしています。安全基準を満たすのは会社の責任であり、労働者を犠牲にすることは許されません。
(3月3日 しんぶん赤旗)