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障害ある児童ら不安 名古屋の放課後等デイサービスを本村議員が視察

 日本共産党の本村伸子衆院議員は2日、新型コロナウイルス対策の一律休校に伴い、政府から原則開所を求められている放課後等デイサービスを視察しました。名古屋市内にある施設の理事長は、狭い空間で高まる感染リスクや高騰する消毒液などへの不安を語りました。

 放課後等デイサービスは、障害のある児童や生徒が利用する施設です。視察した施設の1日の利用者は10人。通常、学校のある日は午後1時から5時半まで、休日は午前10時から午後5時までの運営。2日からは急きょ、午前10時から午後4時までに変更しました。

 理事長は、「スタッフが足りないことはないですが、学校より狭い空間に子どもたちを集めていいんだろうかと心配です。行政は、『長時間の開所』や『衛生管理』と言うけれど、具体的な感染予防策が示されていない」と憤ります。

 現在は、昼の検温や1時間に1回の換気・消毒を自主的に行っていますが、万が一感染者が出た場合の対応などについて不安を語りました。

 本村氏は、「障害のある子どもや保護者が安心して施設を利用できる予算措置が必要ですね」と話し、休業補償や感染予防策のマニュアル化、消毒液の確保、適切な人員配置が保証される報酬改定などを国や行政に求めていくと応じました。

(3月3日 しんぶん赤旗)