ニュース

ジェンダー平等考える 愛知で民青が学習会

学習会で報告する須山氏(正面右)=22日、名古屋市

 日本民主青年同盟愛知県委員会は22日、青年・学生向けの学習会「ジェンダー平等社会をどのようにつくるか」を名古屋市内で開き、15人が参加しました。講師は日本共産党の須山初美県副委員長。学校や地域、職場で感じる性差別の実態などを話し合い、自分の中の〝ジェンダーの壁〟を乗り越えようと交流しました。

 須山氏は、県委員会が作成したジェンダーパンフレットに沿って報告。パンフは、「賃金格差は仕方ない?」「結婚したら名字を変えるのはあたりまえ?」「LGBTってどういう意味?」など17項目の問いに応えるものです。

 須山氏は、「ジェンダー」が社会的・文化的につくられた性差で、人民を支配・抑圧するために支配階級が歴史的に押し付けてきたものだと紹介。「私たち自身の中にあるジェンダーの壁に気づき、とらえ方を問い直して、どうやってなくせるか一緒に考えていきたい」と話しました。

 参加者は、「ジェンダー平等が男性を低くするものではく、みんなを生きやすい社会にするものだというイメージを広げたい」「育休取得率を上げるには何が必要か」「ジェンダー平等を学んで自分自身も『男らしさ』の縛りから解放された」などと話しました。

 30代の女性は、「今の社会で『男らしさ』『女らしさ』についてどう思っているかを話したい気持ちがわいてきた。『よりよい社会にしたい』という思いで人々がつながって、ジェンダー平等社会になればいいと思った」と話しました。

(2月25日 しんぶん赤旗)