第54回「『建国記念の日』不承認愛知県民のつどい」が名古屋市内で開かれ、会場いっぱいの250人が参加しました。県内の歴史、教育、憲法などに関わる団体でつくる実行委員会の主催。
名古屋歴史科学研究所の岡田洋司さんは「神話によるもので、この日に歴史的根拠はない。事実を尊重しない風潮に、不承認のつどいの存在意義がいっそう強まっている」と話しました。キリスト教者集会の島耕一さんが連帯あいさつしました。
明治大学の山田朗教授が「なぜ歴史認識が衝突するのか」と題して講演。同じ歴史的事実であっても、歴史を評価する立脚点が違えば、異なった認識が生まれると述べ、「なぜその歴史認識を持ったのかを話し合い、検証し、相互理解することが重要」と強調。
「戦後生まれにも、戦争を『忘れない責任』がある。近代日本の脱亜入欧と軍事同盟路線の考え方を改め、歴史に学びながら現在と未来を見ていかなければいけない」と語りました。
参加者は「安倍政権による『戦争をする』国づくりをストップさせ、平和を希求する世界の人々とともに、日本国憲法の精神をいかす努力を続ける」集会アピールを採択しました。
(2月12日 しんぶん赤旗)