「もっと教育に予算を使ってほしい」「9条改憲には反対」「今の政治を変えたい」―。愛知県内の私立大学入試会場前で、日本民主青年同盟の同盟員と受験生との対話が弾んでいます。民青の活動紹介も「かっこいい」「一緒に運動したい」と好評。100人以上が加盟しています。
日本福祉大学(美浜町)の最寄り駅では3~5日、帰途につく受験生に、「お疲れさま」と声をかけ、「学費が無償になったら?何したい」と問うシール投票や受験生アンケートへの協力を求めました。日本共産党の石山淳一県書記長,須山初美県常任委員も参加しました
学費無償の使い道で多かったのは「貯金」「趣味・旅行」「留学」でした。
「貯金」に投票した男子受験生は「岐阜県に住んでいるので合格すれば下宿生活になると思う。高2の妹がいて来年は受験。親の負担を少しでも減らしたい」。
「旅行」に投票した女子受験生は「旅行といっても観光ではない。福島や昨年の台風被災地にボランティアに行きたい」と話します。同盟員がボランティア活動や憲法9条を守る運動した班活動の紹介パンフを渡し、「今年も検討している」と語ると「入学したら、ぜひ誘って下さい」とメールアドレスを伝えていきました。
アンケートに応じた教員を目指す女子高校生は「気になる社会問題」で「長時間労働・過労死」と記入。「教員の長時間労働が報道されていて気になる。私が教員になるころまでに改善してほしい」と話します。
同盟員が日本共産党の緊急提案「長時間労働を解消し、過労死を根絶するために」などを紹介し、「民青班では『先輩ようこそ企画』で現役教員を招き学習会を開いている。一緒に学ぼう」と訴えると快く加盟しました。
青年海外協力隊で看護師として活動したいと言う女子高校生は「興味ある活動」の項目で「核兵器なくす運動」にチェック。須山さんが「安倍政権は唯一の被爆国であるのに核廃絶に後ろ向き。私は4月にニューヨークに行き、ヒバクシャ署名を国連に届け、原水爆禁止世界大会にも参加します。ともに運動をしましょう」と訴えると加盟を決意しました。
「軍事費などにお金を使うのでなく福祉や教育に予算を使ってほしい。みんなで一緒に運動したい」。「病院や保健所の統廃合をする今の政治を変えたい」と言って加盟する受験生もいました。
古川大暁(ひろあき)県委員長は「青年は社会のことを学び、知り、今の政治を変えたいと思っている。国公立大学の入試、4月の新入生歓迎運動で、民青の魅力を語っていきたい」と話しています。
(2月8日 しんぶん赤旗)