愛知県労働組合総連合と愛知春闘共闘委員会は11日、「2020春闘」勝利に向けて新春学習会を開きました。労組役員ら110人が参加し、決意を固めあいました。
知崎広二・愛労連議長は「アメリカとイランの情勢は緊迫し、憂慮する状況だ。その裏で、安倍政権の『桜』、カジノなどの疑惑はさらに深まり、改憲の具体化が進められようとしている。すべての労働者の平和で安心な生活を守るために、職場や地域で大幅賃上げ、労働条件改善の運動に取り組み、『2020年国民春闘』勝利へ学んでいこう」と話しました。
中澤秀一・静岡県立大学短期大学部准教授が「賃金の本質と社会的賃金闘争の重要性」について講演。全国で最低賃金が最大223円の開きがあると述べ、「コンビニは同一業務で商品も同額だが、賃金だけが格差を広げている。最低賃金こそがデフレ経済や格差・貧困問題解決のカギ。個別交渉とともに、社会的な運動の両輪で賃金をあげよう」と話しました。NPO法人POSSEの今野晴貴代表は「ストライキが変える私たちの働き方」と題して講演しました。
参加者は「公務員の給料は民間次第。連帯して春闘をたたかっていきたい」、「診療報酬は一緒なのに、非正規の割合が高い看護師や介護士の給料に全国で差がある。地域を巻き込んで運動したい」と話しました。
(1月17日 しんぶん赤旗)