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春闘スタート宣伝 愛労連など訴えに反響

ビラとティッシュを受け取る労働者=7日朝、名古屋市中村区

 愛知県労働組合総連合(愛労連)と愛知県国民春闘共闘委員会は7日朝、トヨタ自動車のオフィスがある名古屋駅ミッドランドスクエア前で「2020年春闘」のスタート宣伝に取り組み、「8時間働けば人間らしく暮らせる賃金」を求めました。

 各労組から28人が参加し、最賃全国一律1500円を求めるビラとティッシュのセットを配布。1時間の行動で1000部配り切りました。

 愛労連の知崎広二議長は国民春闘の意義にふれ、「賃金や労働条件だけでなく、働き方、医療・介護、年金、福祉などの全国民的課題の改善を求めている」と強調。「不公平な大企業の優遇税制をなくし、内部留保の数%を賃金に回せば、最賃1500円引き上げと同時に、中小企業支援策充実は実現できる。一緒に声をあげよう」と話しました。

 各労組役員がマイクを持ち、「全国平均では公務員の高卒初任給が最賃を下回っている。民間・公務の力を合わせて、暮らしを守ろう」、「教員の長時間過密労働を改善し、教育現場を変えよう」など訴えました。

 ビラを受け取った女性は「寒いけどがんばってね。応援してる」。ビラを見て「最低賃金1500円いいじゃん」と話し合う青年労働者もいました。

(1月8日 しんぶん赤旗)