ヒバクシャ国際署名をすすめる愛知県民の会、県原水協、県平和委員会は共同して1日、初詣でにぎわう名古屋市の熱田神宮前で、今年初めてのヒバクシャ国際署名に取り組みました。被爆者ら30人が参加しました。
被爆者で県原水協の沢田昭二理事長、被爆2世の大村義則・県原水爆被災者の会(愛友会)副理事長らが次々とマイクを持ち「今年は被爆75年。ニューヨークでNPT(核拡散防止条約)再検討会議や原水爆禁止世界大会が開かれる。2017年に国連で採択された核兵器禁止条約は、これまで80カ国が調印し、条約発効に必要な批准まであと16カ国となっている。一方で唯一の被爆国である日本政府は被爆者と国民の願いを裏切って核兵器廃絶に背を向けている。日本政府や核保有国の態度を変えるために署名に協力を」と訴えました。
参加者の訴えに初詣客らが次々と署名していきました。
孫と参拝に訪れた真木美穂さん(67)は「安倍首相は核廃絶でも地球温暖化対策でもアメリカの言いなりで何もしない。安倍政権を変えなくてはいけない」と語りました。「運動に役立ててください」と募金を寄せた女性(55)は「高齢になった被爆者が元気なうちに世界から核兵器を無くしたいです」と話し署名しました。
1時間の宣伝で130人以上が署名を寄せました。
(1月4日 しんぶん赤旗)