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はたらく女性の愛知県集会開く

マンガでジェンダーの変遷を語る中川さん=23日、名古屋市熱田区

 第50回はたらく女性の愛知県集会が23日、名古屋市内で開かれました。60人以上の働く女性が参加しました。

 「マンガの世界におけるジェンダーの変遷」と題して日本出版学会理事の中川裕美さんが記念講演しました。少女マンガの歴史にふれ、女性の描かれ方がどう変化してきたのか紹介。「マンガやテレビなどが伝える価値観は受け手に様々な影響を与える。『働く』ことをポジティブに描くのは好ましい。作家が書きやすい雰囲気をつくっていくことが大事」と話しました。

 活動交流で、高校教員は「補習や部活など残業は当たり前。政府は1年単位の変形労働時間制を導入しようとしているが、現場を見ていない」。公立保育園の委託保育士は「正規の保育士と一緒に円を支えてきた。笑顔で保育が続けられるよう賃上げなど待遇改善してほしい」など発言がありました。

 鷲津康子実行委員長は、宮城県で開かれた「はたらく女性の中央集会」(16、17日)にふれ、「女性たちの運動が情勢を動かしている。政府の分断攻撃をはねかえし、職場・地域でさらに共同の場を大きくして、前進しよう」と語りました。

(11月29日 しんぶん赤旗)