2017年の航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)航空祭で「ブルーインパルス」が人口密集地の上空で「曲技飛行」を行ったのは航空法違反だとして基地周辺住民が基地司令らを告発した問題で、不起訴とした名古屋地検の処分は不当だとして住民151人が検察審査会に審査申し立てを行いました。
申立書は、航空祭でブルーインパルスが機体の姿勢を急激に変化させ、地上2㍍の超低空を飛行するなど航空法違反にあたると主張しています。
申し立て後の記者会見で長谷川一裕弁護士は「告発後の昨年と今年の航空祭で曲技飛行をやれなかった。私たちの指摘が注目されている」と話しました。
矢野創県平和委員会事務局長は「国交省と防衛省によって法律が無視されることはあってはならない。検察審査会はきちんと審議してほしい」、春日井市の男性は「人口密集地で事故が起これば取り返しがつかなくなる。曲技飛行だけでなくブルーインパルスの飛行をやめてほしい」と訴えました。
(11月23日 しんぶん赤旗)