全日本年金者組合愛知県本部は4日、若者も高齢者も安心できる年金制度を求めて「年金フェスタin名古屋」を名古屋市中区で開きました。会場には「生活できる年金支給は基本的人権」と書いた手作り神輿(みこし)も登場。「年金下げるな」「消費税下げろ」のボードを持った約200人が参加しました。
渡辺義巳副委員長があいさつし、「第2次安倍政権になって6年。年金、生活保護費支給の削減など社会保障改悪を強行してきた。さらなる改悪めざし、安倍首相が議長を務める『全世代型社会保障検討会議』ができた。メンバーに労働界の代表や医療、介護の現場や受給者の代表が誰も参加していない。政府や財界中心のメンバーで社会保障の給付カットと個人負担増を進める検討を強めている。社会保障充実へ運動を広げよう」と訴えました。
愛労連の知崎広二議長、愛知社保協の西村秀一副議長、市民連合@愛知の増田奈緒子さんが連帯あいさつし、生活保護裁判の女性原告、年金裁判弁護団が訴えました。
参加者は「安倍政権の社会保障改悪を許せない。安倍政権に怒りをもって抗議する」との宣言文を「年金下げるな」のボードを掲げて採択。集会後、繁華街をパレードしました。
参加した女性(74)は「安倍政権の年金引き下げや社会保障改悪で生活が厳しくなった。私だけでなく子や孫の将来が不安。安倍政権を倒したい」と話しました。
(11月8日 しんぶん赤旗)