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改憲より福祉 愛知社保協が署名行動

社会保障の充実を求め署名する人たち=28日、名古屋市中区

 愛知県社会保障推進協議会は28日、縁日でにぎわう名古屋市中区の東別院前で、社会保障制度の充実を求める国会請願署名に取り組みました。

 県社保協の小松民子事務局長、県保険医協会の日下紀生事務局次長ら12人が参加。小松氏らが「国は社会保障費を抑制し続けている。一方で大型公共事業や軍事費は増大している」と批判。「F35戦闘機の爆買をやめ、大企業、富裕層に応分の負担を求めれば消費税10%増税せずとも社会保障の充実はできる。安倍政権に社会保障拡充の声を届けよう」と署名への協力を訴えました。

 参拝客らが次々に足を止め、署名しました。高田弥一さん(71)は「安倍首相は改憲ばかり言って、国民の生活を考えていない。改憲より福祉充実を優先すべきだ」。義母が介護施設に入所している女性(41)は「施設不足で義母の入所先を探すのが大変だった。介護保険制度があっても施設がなくては話しにならない」と怒りの声をあげました。

 1時間の行動で100人近くが署名しました。

(9月30日 しんぶん赤旗)