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親子で学ぶ憲法の意味 東郷町で9条の会が「平和のつどい開く」

「ニャー!」と元気にかけ声をあげる参加者たち=25日、愛知県東郷

 愛知県東郷町で25日、東郷9条の会が第12回「親と子の平和のつどい」を開催しました。家族連れなど60人以上が参加。小さな子どもから高齢者まで一緒に楽しみました。

 今回は、名古屋を中心に創作劇や親子劇など公演する「劇団名芸」が出演。パネルシアター「ねこのおいしゃさん」では、ネコのもとに鼻づまりのゾウや寝不足でくまができたクマ、肩こりのキリンなど次々に訪れます。参加した親子たちは、病気を治すためにネコと一緒になって「ニャー!」と元気いっぱいなかけ声。動物たちのかけ合いに会場は笑いに包まれました。

 劇団員の広瀬達弥さんは、芸人・松元ヒロさんの一人芝居「こんにちは!憲法くんです!」を上演し、日本国憲法の成り立ちや権力の暴走を抑える仕組みなど子どもたちにわかりやすく紹介。上演後、広瀬さんは「戦後年の歴史で日本は戦争しなかったが、これこそが憲法の誇りであり理想。戦争で犠牲になるのは、いつも子どもたちです。理想と現実が合わないなら、現実を合わせる努力が必要」と話しました。

 会事務局の三宅暁良さんは「参院選で改憲勢力が3分の2を下回ったのは、私たちの運動の成果。世界にはたくさんの国があり、それぞれ大切なものがある。軍事や経済で押さえつけるのではなく、違いを尊重しあい平和を築き、戦争に近付かないようにしなきゃいけない」と語りました。

(8月28日 しんぶん赤旗)