愛知県原水爆被災者の会(愛友会)は24、25の両日、名古屋市の金山総合駅構内のイベント広場で広島、長崎の原爆被害を訴え、平和や戦争について考える「原爆と人間」パネル展を開きました。同展は2014年から毎夏に開かれ、今回で6回目。
同駅の乗降客は名古屋駅に次いで県内2番目で、多くの人が足を止めてパネルに見入っていました。2日間で7000人以上が訪れました。
展示パネルを熱心に見入っていた永沼幹一さん(69)は「顔も知らない伯父がビルマで戦死した。22歳だった。戦争は戦場の兵士だけでなく一般市民も犠牲になる。戦争に繋がる安倍首相の改憲は絶対にダメだ」と話しました。
折り鶴コーナーでは
保育園児の子と鶴を折っていた女性(34)は「子どもが大人になった頃、核兵器も戦争もない平和な世界になることを願って折りました」と語りました。会場で折られた折り鶴は広島市、長崎市に贈ります。
愛友会の水野秋恵事務局長は「会場の使用料など多くの人からの募金で開くことができました。パネル展は多くの人に原爆の悲惨さ、平和の尊さを伝える大きな役割があります。みなさんの協力を得て、来年以降も開催したい」と語りました。
(8月28日 しんぶん赤旗)