「生活費 削って納める 消費税」、「シャッター街 安倍政権で 加速する」―。名古屋駅前で18日、税金川柳20句が並び、駅利用者、通行人の注目を集めました。
取り組んだのは愛知県商工団体連合会婦人部協議会。「10月からの消費税10%を黙って見ているだけでいいのか」「長年頑張ってきた自営業をあきらめるわけにいかない」と話し合い、スタンディングアピールを実施しました。
業者婦人ら40人が参加。同会が今年1月から募集した税金川柳に応募のあった77句のうち、「消費税 持って消えてよ アベシンゾウ」、「納税は 忘れたころに やってくる」など選ばれた20句を書いたボードを持った人達が横一列にズラリ。飛び入り参加もありました。
リレートークで保険代理店の宮崎喜美子さんは「業者は地域の人に支えられ、誇りを持って商売してきた。複数税率で帳面は複雑になり、レジなど設備投資の資金もない。商売を続けるか選択が迫られている」。飲食店経営の加藤三重子さんは「政府は増税にあわせてカード決済を広めているが、自転車操業でやっているところは現金払いじゃないと厳しい。運動を強めて絶対に増税中止させたい」と話しました。
服部守延愛商連会長もマイクを握り、「明治安田生命保険の調査で今年の夏休みの消費額は過去最低。増税はまだ止められる。増税中止と家計を温めることを政府に訴えよう」と呼びかけました。
(8月21日 しんぶん赤旗)