国際芸術祭・あいちトリエンナーレ2019企画の一つ「表現の不自由展・その後」が河村たかし市長の圧力などで中止に追い込まれた問題で、名古屋市中川区の尾頭橋(おとうばし)商店街では7日夕、提灯(ちょうちん)を手に「表現の自由を守れ」と訴えるデモ行進が行われました。
主催は「ちょうちんデモの会」。2012年8月から、その時々の重要問題を掲げ、毎週水曜日に実施。日本共産党の江上博之市議も参加しました。
参加した15人は、「展示の再開を求めます」、「河村市長の発言は憲法違反。謝罪・撤回を」などと唱和。ほぼ毎週参加の山田忠善さん(74)は「菅官房長官や河村市長らの検閲を当然視する姿勢に危機感を持つ。今後も安倍政権の悪政阻止を訴え続けていく」と語りました。
手を振って激励した買い物客の女性(64)は「展示作品の賛否は別として、国や市が圧力をかけ中止させるのは問題だと思う」と話しました。
(8月9日 しんぶん赤旗)