原水爆禁止2019年世界大会に参加する愛知県代表団の結団式とつどいが27日、名古屋市内で開かれ、60人が参加しました。
愛知県代表団はこの日までに、100人を超えています。10~20代が30%、40代以下が過半数を占めており、実行委員会は「さらに参加を呼びかけたい」と述べました。
沢田昭二県原水協理事長は「核兵器禁止条約が発効すれば、人類は新しい時代に入る。世界大会は、国際紛争では武力を使わないとした国連憲章に沿った社会をつくる糸口になる。大会成功に向けて一緒にがんばろう」とあいさつしました。
大村義則副理事長が情勢学習と基調報告を行いました。大村氏は、アメリカ、ロシアなど核保有国が各国に圧力をかけ、批准を遅らせていると指摘。その中で、現在23カ国が批准していることをあげ、「力が拮抗(きっこう)している。発効されれば加速度的に批准国は増える」と強調。世界大会について、「来年のNPT(核不拡散条約)再検討会議と連動している。核兵器禁止条約を力に、核兵器のない平和で公正な世界の実現へ大きな転換をはかるために力を合わせよう」と語りました。
参加者が決意を表明し、年金者組合の伊藤良孝さんは「国際会議に参加する。来年のNPTに向けて、学んでいきたい」と述べました。社会人1年目の山下椋平さん(23)は「父の実家が長崎佐世保にある。父から話を聞いたことがなかったので、しっかり勉強したい」と話しています。
(7月30日 しんぶん赤旗)