日本共産党愛知県委員会とハラスメント撲滅プロジェクトは7日、名古屋市中区のJCPサポーター事務所でトークイベントを開きました。医師や労働組合役員、すやま初美参院愛知選挙区候補をゲストにハラスメントをない社会をめざし参加者と討論しました。
小児科医の吉岡モモさんは、医学部入試での女性差別をきっかけに医学生が署名や要請行動を起こし、実際に入試を変えさせたことを紹介。過酷な働き方も背景に医療界の男女差別の実態を語り「当事者の自分たちが声を上げて変えていきたい。人権を大事にすることを共産党の議員の方に訴えてほしい」と述べました。愛労連の竹内創事務局次長はこの数年でハラスメントの相談が増えているとして、深刻な実例を紹介。背景には長時間労働、非正規雇用の増加などの問題あると語り、「なくすためには、正規雇用を増やすことや8時間働けば暮らせる社会にすることなどが必要」と話しました。
会場からはハラスメント被害の体験や自分がハラスメントをしているかもなどの声が出されました。
すやま候補は、国会に駆けあがってハラスメントを禁止する法律をつくりたいと表明。法整備を阻んでいるのが財界と安倍政権の遅れたジェンダー意識だと語り、「戦前から男女平等を言い続けている私たち日本共産党が、声を上げた人たちと一緒に人権や個人の尊厳、ジェンダー平等社会をつくっていくためにがんばりたい」と訴えました。
(7月11日 しんぶん赤旗)