日本共産党愛知県委員会は12日、愛知県庁を訪れ、大村秀章知事あてに保育園児等の園外活動の安全対策を申し入れました。すやま初美参院選挙区候補、岡田ゆき子名古屋市議、山口清明前名古屋市議、高橋まきこ党県子ども教育委員会事務局長が参加。県福祉局子育て支援課職員が応対しました。
申し入れは、先月に滋賀県大津市で起きた事故など、全国各地で児童らが犠牲になる交通事故が多発し、昨年度の交通事故による死亡が全国一の愛知県の対策が急がれることから行われました。
申し入れ内容は▽園外保育における危険個所を全県的に掌握し、早急に対策を講じる。そのため、直ちに市町村を通じて各保育施設からの聞き取りを行い、園の取り組みと危険個所の実態の集約する▽市町村が必要とする交通安全設備設置に対する財政的措置を設ける▽必要な交通安全設備の設置に対する財政支援を国に求める―の3項目です。
すやま氏らから、「園庭のない小規模保育園を県は認可している。保育園周辺エリアも保育園内と同様に安全といえるようにしてほしい」、「保育園からも土木事務所に危険個所の改善を求めている。県はどこが危険か掌握して対策を早急にとってほしい」、「名古屋市は、子ども青少年局、交通安全を所管する市民経済局、緑政土木局とでチームをつくり連携して対応している。県も部局横断的な取り組みをしてほしい」などと求めました。
県職員は「事故を受け、登下校を含めた安全対策の徹底を市町村に通知した。危険個所を県で掌握するのは困難。市町村で掌握してほしい。園庭のない保育園への対応はしっかり取り組みたい」と答えました。
(6月14日 しんぶん赤旗)