愛知県刈谷市で2日、武田良介参院議員を迎えて、参院選、市議選(23日告示、30日投票)勝利めざす日本共産党演説会が開かれました。
市議選(定数28)では、現職の山本シモ子予定候補(65)、にいむら健治予定候補(64)、野村武文議員と交代する新人の牛田清博予定候補(60)が現有3議席確保をめざします。34人が立候補を予定する多数激戦の様相です。
武田議員は、消費税10%増税、改憲をすすめる安倍自公政権と、悪政、改憲を後押しする日本維新の会を厳しく批判。日本共産党の「消費税増税の中止 くらしに希望を―三つの提案」、参院選の争点や政策について紹介し「参院選、市議選と一体の選挙で共産党の躍進を勝ち取り、安倍政権にノーの審判を下し、ハコモノから福祉優先の市政へ」と訴えました。
刈谷市は、西三河でトップクラスの財政力をもち。刈谷駅南開発、市役所新庁舎建設に多額の税金を投入。さらに50億円をかけて刈谷城復元などハコモノ建設をすすめようとしています。一方で福祉・教育施策は立ち遅れています。近隣の豊田市や知立市が実施している介護保険料の低所得者への減免制度はなく、高齢者への宅配給食サービス、小中学校の小人数学級実施は西三河地方で最低水準です。
山本、にいむら、牛田の各予定候補は「『お城』よりも福祉・くらし充実を」と強調。18歳までの医療費無料化、市直営の保育園新設、国保税の大幅引き下げ、市内巡回バス増便、住宅リフォーム補助、ブラック企業規制などの公約を述べ、「3議席の力で市民と力を合わせ市民の要求を実現する」と力強く訴えました。
(6月5日 しんぶん赤旗)