愛知県春日井市で26日、「憲法九条平和のつどい」が開かれ、市民ら540人が参加しました。2007年の結成から毎年、「つどい」を開催し、今年で12回目です。
会代表世話人で医師の小栗明子さんが「戦前生まれの両親から戦争の怖さ、悲惨さを聞き、平和憲法の大切さを思いながら育ってきた。憲法のよさを学び、運動し『戦争のない世界』へ憲法を守っていこう」とあいさつしました。
憲法学者の木村草太首都大学東京教授が「憲法という希望―今 主権者として」と題して講演。木村氏は国際法の武力不行使原則、日本国憲法9条と自衛隊の法的関係、安倍政権が狙う9条改憲の問題点を指摘し、「憲法は国家権力がおこす戦争、独裁、人権侵害から国民を守るためのもの」と強調しました。
講演に先立って、芸人9条の会メンバーでコメディアンの松元ヒロさんの爆笑ライブ「アベ政権を笑い倒す」が行われました。
閉会あいさつで代表世話人の宮田陸奥男弁護士は「改憲を許さないため3000万人署名や宣伝、集会など旺盛に取り組もう」と訴えました。
参加した女性は「高蔵寺ニュータウン憲法と平和を愛する会を結成。弁護士を講師に招いて憲法カフェを開き、憲法の大切さを学んでいる。毎月、高蔵寺駅前で署名宣伝に取り組んでいる。今が正念場。署名や宣伝のテンポを上げていく」と話しました。
(5月29日 しんぶん赤旗)