愛知宗教者九条の会は24日昼、名古屋市中区栄で平和への願いを訴え、3000万人署名への協力を呼びかけました。宗派の違いを超えて、それぞれの宗教・宗派の衣装に身を包んだ6人が集まりました。
リレートークでは、事務局で真宗大谷派住職の石川勇吉さんは「宗教・宗派は違っても、平和は共通の思い。9条への自衛隊明記を断念させ、命が危ぶまれる事態を何としても止めたい」と話しました。
天理教平和の会の橋本克己さんは「戦後、日本が平和だったのは平和憲法、9条のおかげ。最大悪の戦争は絶対にしちゃいけない。世界中の人々が仲良くし、繁栄しなければ、個人の幸せもなくなってしまう」と強調。日本バプテスト連盟東山キリスト教会の鈴木直哉牧師は「価値観の違う人同士が対話していくこと、命を大切に考えることが憲法9条の精神。憎しみ合わず、手を取り合い、憲法9条を次の世代に残していこう」と訴えました。
署名した女性(77)は「父がボルネオで戦死しました。安倍さんは、あの戦争を推し進めた岸信介をどうして尊敬できるのか。すごく不安だし、腹が立つ」と語りました。
(5月25日 しんぶん赤旗)