名古屋市中区栄で18日、「多様な性にYES!」「LGBT(性的少数者)への理解を」とアピールする街頭活動がおこなわれました。東海地方のLGBT当事者と支援者の団体レインボーなごやが呼びかけました。
活動は「LGBT嫌悪に反対する国際デー」に呼応したもの。1990年5月17日、世界保健機関が同性愛を精神疾患のリストから外したことを記念し世界で行動がとりくまれています。
酒井徹共同代表(35)は、LGBT支援の会合に参加した医師が性的少数者を治療できないかと発言した問題に触れ「LGBTの言葉は浸透したが、まだまだ変えていかなければならないことは多い」「誰が好きでもええがや。そんな小さくても大切なメッセージを名古屋から世界に発信したい」と語りました。同じく共同代表の山口徳明さん(44)は、「LGBTを特別扱いしろなんて思っていない。ただ当たり前に〝いる〟んだということを理解してほしい」と訴えました。
日本共産党の、すやま初美参院愛知選挙区予定候補も参加し、「政治の大本を変え、多様な性を認めあう社会をつくりたい」と話しました。
初めて活動に参加したという日進市の大学生(21)は「自分はバイセクシャル。セクマイ(性的少数者)について一人でも多くの人に知ってほしい」とビラを配布。手をふる人、話を聞きビラを受け取っていく人など注目を集めました。パレードに加わったトルコ人の学生(19)は、「差別のない社会、平等がほしい。愛ということが禁止されない社会がほしい」と話しました。
(5月22日 しんぶん赤旗)