国民平和大行進(東京―広島コース)が愛知県入り(31日)を前に、原水爆禁止愛知県協議会やコープあいちなどでつくる、あいち平和行進共同連絡会は19日、名古屋市内で平和行進出発交流集会を開催。県内通し行進者ら40人が参加しました。
県原水協の横江英樹事務局長が「核兵器のない世界を目指して」と題して、核廃絶をめぐる情勢や今年の国民平和大行進の意義について述べ、「来年は被爆75年。NPT(核不拡散条約)再検討会議も開かれる。『一歩でも二歩でも』と多くの参加で核兵器廃絶の世論を広げよう」と訴えました。
県内通し行進者(20人)が紹介され、西岡久男さん(愛知年金者組合副委員長)は「7人の組合員が通し行進に参加する。高齢で行進に参加できない組合員がつくり託された折り鶴を持って12日間歩く」。平和委員会の松下彰宏さんは「県内全コースを歩こうと14年前から参加している。今年の名古屋市緑区コース参加で全コースを歩いたことになる」と語りました。
各地の実行委員会が取り組みを報告。「尾張南地域の各自治体では多くの首長が行進を出迎え激励する」、「春日井、小牧コースでは沿道でF35戦闘機の試験飛行や整備拠点化反対の署名を取り組む」と話しました。
(5月22日 しんぶん赤旗)