「安倍政権による9条改憲を阻止しよう」――。名古屋市内で15日、「3000万署名運動ラストスパート集会」が開かれ、会場いっぱいの100人が参加しました。憲法改悪反対愛知共同センター、自由法曹団愛知県支部、青年法律家協会あいち支部、東海労働弁護団が共催。
主催者あいさつで、平和・革新・民主の日本をめざす愛知の会(革新・愛知の会)の村上俊雄事務室長は「安倍首相は9条改憲に執念を燃やしている。3000万人署名を広げに広げて改憲阻止、発議断念に追い込もう」と呼びかけられました。
本秀紀・名古屋大学大学院教授が「改憲をめぐる情勢はいま」と題して講演。本氏は安倍首相がめざす9条改憲の問題点や改憲手続きのシナリオ、憲法9条の多面的な意義、改憲阻止運動の課題などを述べ、「安倍改憲の問題点と狙いを広く国民に知らせ、市民と野党の運動で安倍改憲を止めよう」と訴えました。
もとむら伸子衆院議員が国会から駆けつけ、4月まで委員だった衆院憲法審査会の状況を報告。野党が共同して自民党の改憲論議を阻止していることを説明し、「憲法審に自民党改憲案を出させず、参院選で安倍改憲勢力を打ち破って改憲断念に追い込むため全力をあげる」と強調しました。
交流報告会では、新婦人豊田支部が「支部内16班中4班が署名目標を達成。残りの班も目標達成にむけ、会員が署名用紙を持って出かけ、買い物先や道であった人に訴えている」。名東・千種市民アクションは「連休中、人出の多い東山動物園前で署名宣伝をおこない、のべ40人が宣伝に参加し、親子連れなど200人以上が署名に協力してくれた」と報告しました。
憲法改悪反対愛知共同センターの関久一愛労連事務局次長が行動を提起。職場・地域で憲法学習会を無数に開く、署名推進ニュースの発行、19日の「安倍内閣の暴走止めよう市民集会」の成功、毎週木曜日の憲法審査会に合わせた宣伝などを、参加者の拍手で確認しました。
(5月17日 しんぶん赤旗)