名古屋市では、憲法市民のつどいが昭和区で開かれ、2500人以上が参加。複数の視聴会場に立ち見が出るほどで、満員の会場は改憲ノーの熱気に包まれました。
水島朝穂早稲田大学教授がユーモアを交えながら講演。水島氏は「憲法を蔑視する安倍政権の改憲論は、権力者にやさしい憲法をつくることだ」と強調。「『9条加憲』は改憲ではなく、憲法の改ざんだ」と述べ、「安倍政権は、情報を隠し、ルールを破り、論点をずらすなど議論の前提を崩している。そういう相手に対案はいらない。改憲する理由が不十分なら憲法を変える必要はない。憲法の改ざんは許さないと訴えよう」と話しました。
第2部では、立川談四楼による憲法寄席も行われ、会場には笑い声があふれ、盛り上がりました。
主催者代表の本秀紀名古屋大学教授が「安倍政権にあらがう社会を私たちの手で作りあげていこう」と呼びかけました。鈴木典行愛知県弁護士会会長があいさつしました。
つどい終了後、参加者は「安倍9条改憲NO」のプラカードを掲げて、デモ行進。参加した男性(73)は「憲法が非常事態の今こそ、国民同士で議論し、しっかり考えなきゃいけない」と話しました。
(5月4日 しんぶん赤旗)