21日に投開票された愛知県東栄町議選(定数8、2減)で、12年ぶりに党議席空白を克服した日本共産党の浅尾もと子さん(35)に激励の声が次々に届いています。
浅尾さんは275票を獲得し、3位で当選。議会では最年少議員となります。東栄町は保守的な地域で、選挙戦では「住んで間もない者には政治はまかせられん」と攻撃する候補者もいました。
当選した翌日から浅尾さんのもとには、「よくやってくれた。これで町も町政に対する意見や不満を持つ人がどれだけ多いかわかったと思う」、「表立って応援できなかったけど、当選してほっとした。これからがんばってほしい」など激励の声が次々と届けられています。浅尾さんの当選に、ほっとした表情の人もいました。
浅尾さんの街頭宣伝に若い男性が駆けよってきて「悪口や抽象画飛び交う選挙や議会を変えてほしい。政策をきちんと訴える共産党に期待している」と話しました。
町は2年後に東栄病院の入院ベッドを全廃し、「無床診療所」化を計画しています。町民は「ベッドを残してほしい」、医師会も「無床化は反対」と表明。党支部が選挙前に行った町民アンケートにもベッド存続を求める切実な声が多数寄せられ、浅尾さんは「入院ベッド全廃計画は中止し、町民の命を守る町政にする」と連日訴え、支持を広げました。
浅尾さんは、「みなさんの声を受け止めて、本気で戦い抜くことができた。町民の声が通らない議会であってはいけない。今後も町民の声を聞いて、議会へ届け、実現する議会にしていきたい」と抱負を語ります。
(4月26日 しんぶん赤旗)