愛知県労働組合総連合(愛労連)は1日、県下各地の入社式会場前や駅前などで新入社員を応援するフレッシャーズ宣伝に取り組みました。
名古屋市中区の「伏見」駅前では、15人が参加し、会社員らに、ティッシュをつけた「知っておこう!働くあなたの権利手帳」(全労連作成)を配布しました。
榑松佐一愛労連議長は、4月1日から改正労働基準法が施行され、企業は労働者に年間5日間の有給休暇を取得させる義務があると強調。「権利手帳には、職場に関係なく労働者がどんな権利を持っているのか、どの職場でも守らなければいけない最低限のルールが書いてある。職場に1冊置いてほしい」と訴えました。
権利手帳を受け取ったコンサルティング会社の男性は「有休は取れるが、顧客の都合で仕事量が決まる。残業できないのも困るので、悪用させるルールはだめだけど柔軟な制度が欲しい」。事務職の女性は「11年間で3日しか有休を取っていない。交代要員もいないし、他の人との関係もあって取得できないまま。休みが取れるようになればいいな」と話しました。
(4月3日 しんぶん赤旗)