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県立高校はいま すやま・わしの氏が愛高教と懇談

平岩氏(右端)と懇談する、わしの、すやま、高橋、みつなか、かのうの各氏=21日、名古屋市中区

 愛知県高等学校教職員組合が12日に『2018愛知の教育白書』を発表したことをうけ、日本共産党の、すやま初美参院選挙区予定候補、わしの恵子県議は21日、名古屋市中区の愛高教を訪れ、平岩浩幸副執行委員長と懇談しました。高橋まきこ、みつなか美由紀、かのう美恵子各県議予定候補が同席しました。

 平岩氏は、『愛知の教育白書』の内容を説明し、全県立高校を対象にした11年ぶりのアンケート調査で、生徒や保護者、教職員・学校から約2400の回答が寄せられたことを紹介。生徒・保護者・教職員共同の学校づくりをめざして白書を生かしてほしいと述べました。

 今回の調査結果の特徴として、国の管理・統制のなか、県立高校でも序列化がすすみ、大学進学の実績づくりに重点がおかれ、進学補習の参加が強制的になっている高校もあると指摘。「半数の生徒が早朝補習がつらいと答え、強制的に参加させられることへの不満も多い。部活動についても時間が長い不満がある」と語りました。

 教職員アンケートでも、「8割以上の教員が部活動に不満や要望をもち、約3分の2の教員が補習に不満や要望をもっており、多忙感が重くのしかかっている」と述べ、学校現場の設備の貧弱さも際立っている結果を紹介しました。

 すやま氏は「自分が生徒だったころとあまりにも現場が変わっていて驚いた。一部のエリートと物言わぬ労働者をつくりだすような学校ではなく、生徒一人ひとりにゆきとどいた教育が大切だと思う」。わしの氏は「激しい競争で教育がゆがんでしまい、友だちのことを思いやる余裕もなく、高校生がかわいそう。白書を活用し、管理教育を改めていきたい」と話しました。

(2月23日 しんぶん赤旗)