日本共産党愛知県議団21日、大村秀章知事に「豚コレラ」対策を申し入れました。わしの恵子、しもおく奈歩両県議が被害農家への財政的支援、発生原因や感染経路の早期解明、拡大防止などを要請しました。
今月6日に豊田市で発生が確認された豚コレラは田原市に拡大。田原市では1万5千頭以上が殺処分し、移動制限の措置がとられています。
応対した農林水産部畜産課の職員は「なるべき早く補償できるよう2月議会(25日開会)に「つなぎ融資」や「殺処分豚の損失補償」などの補正予算を提出すると述べ、「発生原因、感染経路は、国が調査しているが、イノシシや小動物が感染に関わっているので解明に時間がかかる」と応じました。
わしの、しもおく両県議から「農業再建には数年かかるし、借金している農家も多い。直接的な支援、手厚い支援が必要。つなぎ融資だけでは不十分」、「県職員体制を強化する必要がある」と要望。県担当者は「再開のための運転資金等について検討している」、「田原市、JAや他府県などから来てもらっている。獣医師は12時間体制の連続勤務なので大変。民間や自衛隊の獣医師からも応援に入っている」と答えました。
(2月22日 しんぶん赤旗)