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ヒバクシャ署名の飛躍へ 愛知県民の会が名古屋で交流会

ヒバクシャ署名の取り組みを飛躍させようと開かれた交流会=16日、名古屋市中区

 ヒバクシャ国際署名をすすめる愛知県民の会は16日、名古屋市内で署名の取り組みを飛躍させようと交流会を開き、団体・地域の代表30人が参加しました。

 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の木戸季市事務局長が「核兵器の廃絶を求めて」と題して講演。高齢化する被爆者の実態や被団協の運動、ヒバクシャ国際署名の意義について述べ、「署名の飛躍めざし宗教界をはじめ様々な団体、地域の隅々まで運動を広げよう」と強調しました。

 活動交流では、瀬戸反核センターは「平和都市宣言の決議を求め請願署名に取り組み、全議員に申し入れた。昨年12月、市長提案として全会一致で議決された。宣言で終わってはダメなので、市に原爆パネル購入・展示や『被爆体験を聞く会』を開くよう運動している」と話しました。

 春日井地域連絡会は「結成(17年8月)以来、毎月20日、JR春日井駅で署名宣伝を続けている。目立つように大看板や照明など工夫している。定時・定点宣伝なので『友人から署名を集めたよ』と持ってくる人がたくさんいる」と語りました。

 水野秋恵・愛知県原水爆被災者の会(愛友会)事務局長は、犬山市の男性が愛友会に加入し、1500人以上か署名を集めた活動を紹介しました。

 愛友会の大村義則副理事長は「来年は被爆75年。国連でNPT(核拡散防止条例)再検討会議も開かれる。各地で広範な個人、団体に呼びかけて『連絡会』をつくり、来年までの署名目標を持ち取り組もう」と訴えました。

(2月20日 しんぶん赤旗)