3日投開票の愛知県知事選で、日本共産党も参加する革新県政の会の榑松(くれまつ)佐一氏は35万5311票(得票率16・68%)を獲得したものの及びませんでした。当選したのは現職の大村秀章氏=自民県連、公明、立憲民主、国民民主推薦=。
榑松氏は、選挙結果を受けて3日夜、名古屋市中区の事務所で記者会見しました。支援者を前に感謝の意を述べ、「格差社会で『普通の暮らし』が困難になるもとで、暮らしに困っている人の生の声を伝えてきた。高すぎる学費と返せない奨学金、暮らせない年金など、これからも訴えていく」と表明。「ムダな大型事業をストップさせ、子ども医療費無料化拡大など訴えてきた公約実現へ引き続きがんばりたい」と話しました。
土井敏彦代表代行は「愛知の豊かな財政力を生かした福祉と教育の充実、カジノ誘致反対を掲げ、多くの人から歓迎された。新知事には、会の提起した問題、要望にしっかりとこたえてもらいたい」と語りました。
榑松氏は4日朝、日本共産党の西山あさみ名古屋市議(県議候補)、とともに、名古屋市中区の金山総合駅前で宣伝し、選挙結果を報告。通勤客から「お疲れさま」などの声がかけられました。
(2月5日 しんぶん赤旗)