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くらし・福祉充実の県政へ くれまつ候補の勝利を 愛知で小池書記局長訴え

くれまつ佐一知事候補と小池晃書記局長ら応援弁士の訴えを聞く人たち=26日、名古屋市中区

 終盤にむけ激戦となっている愛知県知事選の投票日(2月3日)まで1週間となったもとで猛奮闘している革新県政の会の、くれまつ佐一候補を勝利させようと26日、名古屋市中区の「オアシス21」前で、日本共産党の小池晃書記局長を迎えた街頭演説会が行われました。小池氏が、大型開発・大企業優先の大村県政を転換し、暮らし・福祉充実の、くれまつ県政を実現しようと訴えると、広場をぎっしり埋めた聴衆から大きな拍手が起きました。県知事選は、くれまつ候補と大村知事との一騎打ちです。

 各界からの激励で、社民党県連の平山良平副代表、新社会党県本部の保田泉委員長、緑の党東海の岸孝憲運営委員、池住義憲・元立教大学大学院教授が、くれまつ候補の勝利への支援を訴えました。

 くれまつ候補は、「暮らしに困っている人がたくさんいる。それを助けるのが政治だ」と強調。高齢者や、若者の4人に1人にのぼる非正規雇用労働者らが加入する国民健康保険で、県が28億円の補助金をゼロにしたと告発し、「安心して暮らせる県政をつくる。県民を不幸にするカジノは絶対に許さない」と訴えました。

 小池氏は、知事選の争点は第一に、県民置き去り、大企業奉仕の県政を続けるか、暮らし応援の県政の実現かだと指摘。「リニアや産業都市、中部国際空港第2滑走路などにどれだけ税金を使うのか、闇の中ではないか」と告発し、「全国2位の財政力を生かし、冷たい安倍政治の防波堤となる県政を」と呼びかけました。

 第二の争点は、安倍政権いいなりか、安倍政権にものをいう県政かの選択だと指摘。毎月勤労統計の不正・偽装問題にふれ、「史上最高の賃上げと偽って、消費税増税を決めた。真相の徹底究明は予算審議の大前提だ」と語り、「厚労省の責任は重大だが、根本にあるのは、安倍政権のモラル大破壊ではないか。うそのない当たり前の政治を実現しよう」と強調しました。

 そのうえで小池氏は、「くれまつ候補の勝利で、“サヨナラ安倍政治、大村県政”の選挙にしよう」と力を込めました。

(1月27日 しんぶん赤旗)