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知事選告示 くれまつ候補「住民支える愛知県政に転換を」

くれまつ知事候補(前列右から2人目)の応援に駆けつけ訴える井上議員ら=17日、名古屋市中区

 愛知県知事選挙が17日告示(2月3日投票)され、「革新県政の会」の、くれまつ佐一氏(62)=無所属新人、日本共産党、新社会党、緑の党・東海推薦=が第一声を上げ、県政転換への決意を訴えました。名古屋市中区栄で行われた出発式には支援者ら400人が集まりました。

 知事選は、自民県連、公明、立憲民主、国民民主が推薦する現職の大村秀章氏(58)と一騎打ちです。

 くれまつ候補は、「住民の暮らしを支える市町村を応援し、土台をつくるのが県政の役割。大村知事の開発優先県政にするのか、県民の暮らし優先県政にするのかが最大の争点だ」と指摘。カジノ誘致に反対し、リニア関連開発、中部空港第2滑走路などを見直し、防災対策や住宅リフォーム補助で地域経済を活性化させると強調しました。

 県が打ち切った国保料への28億円補助を復活させ、高すぎる国保料の1人1万円引き下げ、18歳までの医療費無料化などの公約をあげ、「愛知は財政力全国2位。お金の使い方を変えて、誰もが普通の暮らしができるように、困っている人を全力で応援する愛知県政をめざしたい」と話しました。

 応援に駆け付けた、日本共産党の井上さとし参院議員は「安倍暴走政権と一体の県政に審判を下し、くれまつ知事の誕生で愛知から日本を変えよう」と訴えました。社民党の平山良平県連副代表、新社会党県本部の保田泉委員長、緑の党・東海の尾形慶子代表も支持を呼びかけました。

 元立教大学大学院教授の池住義憲さんは「ウソと隠ぺい、忖度(そんたく)の政治がはびこる中、誰もがふつうに暮らせる県政を訴える、くれまつさんこそ」。生活保護裁判弁護団事務局長の森弘典弁護士は「貧困と格差の解消へともにたたかってきた、くれまつさんを知事に」。原発事故避難者の渡辺優子さんは「国に原発ノーと言える知事、経済より人権を大切にする知事が必要です」と強調しました。

(1月18日 しんぶん赤旗)