愛知県田原市議選(定数18)が20日告示(27日投票)されます。日本共産党は前回選挙で党議席空白を克服した現職の、こうべ正男氏(72)が再選をめざします。
田原市の財政力指数は東三河ではトップクラスです。財政力がありながら国民健康保険税は県内で2番目に高いなど市民の暮らしに冷たい市政を、党議員が空白の「なんでも賛成」議会が支えてきました。
4年前に党議席を回復し、「イエスマン議会」が一変しました。こうべ議員が毎議会の本会議で質問をおこない、賛成・反対討論も復活しました。市幹部から「議会が活性化した」と評価されています。市民が議会に提出した請願の紹介件数は、こうべ議員が最多です。
こうべ予定候補は市民と力を合わせ、全小中学校の普通教室と保育園にエアコン設置、消防士・保育士の増員、朝練中止で教員負担軽減、道の駅への学生出店や戦争遺跡資料館整備に道すじをつけるなど実現。こうべ予定候補は「財政力を生かし、くらしと平和、農業を守り、安心の市政に転換します。国保税・介護保険料の引き下げ、18歳までの子ども医療費無料化、農業振興、ぐるりんバス(巡回バス)充実、憲法9条を生かす非核平和行政などに取り組みます」と訴えています。
選挙戦は前回の無投票から様相が一変。23人前後が立候補を予定しています。党と後援会は「県知事選(2月3日投票)、統一地方選、参院選の前哨戦。安倍政権の悪政にノーの審判を下す選挙」と宣伝、対話・支持拡大に全力をあげています。
(1月11日 しんぶん赤旗)