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8時間働けばくらせる賃金に 愛知で春闘スタート宣伝

大幅賃上げを求めビラを配布する労働組合員=8日、名古屋市中村区

 愛知県労働組合総連合(愛労連)と愛知県国民春闘共闘委員会は8日朝、トヨタ自動車のオフィスがある名古屋駅ミッドランドスクエア前で「2019年春闘」のスタート宣伝を行いました。

 約30人が参加し、「8時間働けば人間らしく くらせる賃金に」、「大企業は内部留保を活用し社会的責任はたせ」と書いた横断幕を掲げ、出勤途中の労働者にビラ入りティッシュを配りました。

 愛労連議長の、くれまつ佐一氏(県知事選予定候補)は「安倍政権の経済政策(アベノミクス)のもと、大企業は空前の利益をあげている。一方で物価高、社会保険料値上げが家計を直撃。中小零細企業も厳しい経営を余儀なくされている。大企業は大幅賃上げ、労働環境改善をおこなうべきだ」と強調。「安倍政権の悪政に県民が苦しんでいる時、県は手を差し伸べるべきだ。安倍政権追随の大村県政を変えよう」と呼びかけました。

 各労組役員が次々とマイクを持ち「公務労働者と民間労働者が一体となり雇用、くらしを守ろう」「医療・介護現場の労働条件を改善しよう」、「教育現場の長時間労働改善に教職員、保護者が力を合わせよう」と訴えました。

 ビラを受け取った輸送関連企業に勤める男性(51)は「株価低迷などアベノミクスの破たんは明らか。消費税増税などもってのほか」と話しました。

 愛労連と春闘共闘は7日朝、トヨタ系企業の工場が多くある刈谷市でも宣伝しました。

(1月9日 しんぶん赤旗)