ヒバクシャ国際署名をすすめる愛知県民の会、県原水協、県平和委員会は共同して1日、初詣でにぎわう名古屋市熱田区の熱田神宮前で今年初めてのヒバクシャ国際署名に取り組みました。被爆者ら26人が参加しました。
被爆者で県原水協の沢田昭二理事長らが次々とマイクを持ち、「一昨年に国連で採択された核兵器禁止条約は、これまで69カ国が調印し、19カ国が批准している。昨年12月の国連総会で126カ国の賛同で『禁止条約の早期発効をめざす』決議が採択された。唯一の被爆国である日本はアメリカの『核の傘』に依存しているため決議に反対した。日本政府や核保有国の態度を変えるために署名に協力を」と訴えました。
参加者の訴えに初詣客らが次々と署名していきました。
10歳の孫と参拝に訪れた兵頭照乃さん(69)は「原爆や空襲など悲惨な体験をした日本が先頭に立って核廃絶に取り組むべきです。朝鮮半島でも非核化の動きがでてきたのだから『核の傘』はいらないです」。「運動に役立てて下さい」と募金を寄せた女性(45)は「被爆された方は高齢になっています。被爆者が元気なうちに世界から核兵器が無くなるといいですね」と話し署名しました。
1時間の宣伝で100人近くの署名が寄せられました。
(1月3日 しんぶん赤旗)