愛知県春日井市の春日井東部中学校区「憲法九条の会」は22日、市総合福祉センターで「クリスマス歌ごえのつどい」を開催しました。30人が参加し、クリスマスツリーを囲みながら、アコーディオンや三線に合わせて2時間半たっぷり歌いあげました。
会長の三浦秀夫さんは、「つどいを開いて20年以上になる。今年は沖縄に思いをよせて、元気にうたおう」と話しました。
会場には、安倍政権が米軍新基地建設のために沖縄県辺野古の海に土砂投入を強行したことを報じた新聞が並べられました。
沖縄県糸満市出身の山村栄子さん(72)は参加者に新聞を示し、「県民の声を無視した、すさまじい光景。政府のやりかたに腹が立つ」と述べ、「沖縄県民はあきらめていない。私は本土での運動を盛り上げたい」と話しました。
休憩時間には、沖縄に住む山村さんの妹が手作りしたサーターアンダギーが振る舞われました。食べた人から「初めて食べたけど、甘すぎなくてすごくおいしい」、「どうやって作るんですか」など声があがり、午後のひと時を楽しく過ごしました。
父親が4歳のとき長崎で被爆した被爆2世の女性も参加し、「家に被爆者手帳はありましたが、父は何も話しませんでした。国民に知らせず、どんどん強行で決められていく今の政治は怖いの一言です」と話しました。
(12月25日 しんぶん赤旗)