第49回はたらく女性の愛知県集会が18日、名古屋市内で開かれました。約70人の働く女性が参加し、「国民の暮らしと平和を脅かす安倍政権の暴走を許さず、退陣に追い込むことが重要。女性の力を束ね、職場・地域でさらに共同の輪を大きくして前進しましょう」の集会アピールを採択しました。
ドキュメンタリストの金澤敏子さんが「世の中を動かしたおかかたち~大正の米騒動から百年~」と題して記念講演。今年は富山県の東部沿岸地域の「おかか」たちが、米の適正価格での販売を求めて行動を起こし、騒動が全国に広がり内閣を倒して100年です。
金澤さんは、富山の貧しい人々の非暴力の運動について説明し、当時は批判的だったメディア(新聞)が政府の圧力に抗して全国に報道したことを紹介。「選挙権も持たなかった『おかか』たちが声をあげ、行動して世の中を動かした。今の安倍政権の異常な政治やメディアに対して、声をあげて行動し、一人でも多くの人と手を繋ぐことが大切」と強調しました。
活動交流では、保育職場の長時間勤務やサービス残業の実態、自営業者の家族労働に対する所得税法の不当性、マタハラや妊娠中の夜勤禁止問題での愛知労働局交渉など、働く現場からの発言がありました。
(11月22日 しんぶん赤旗)