名古屋市緑区で17日、「第6回緑区憲法を考えるつどい」が開かれました。区民ら230人以上が参加し、演劇やトークなど楽しみました。緑区9条の会連絡会の主催、毎年1回開催しています。
大阪を中心に全国で出前公演をおこなう「光の領地」プロデュースの演劇「振って、振られて」が公演。舞台は憲法「改正」が決まり、基本的人権が削除された日本。ある大学の研究室での改憲派と反対派の教授らの憲法をめぐるやり取りに会場から笑い声が。脚本を書いた、くるみざわしん氏は「憲法を考えるうえで、真面目で固い言葉だけだととっつきにくい。おおいに笑って、考えるきっかけになれば」とあいさつしました。
公演後、くるみざわ氏と「みんなが主人公の政治をつくる市民アクション@愛知3区」の浜島将周弁護士のトーク。浜島弁護士が「なぜ憲法をテーマにしたのか」と問うと、くるみざわ氏は「調べれば調べるほど改憲派の執念に触れた。表現の自由を行使することは表現者の任務。日本会議の集会に参加して衝撃を受けたことも取り入れました」と答えました。
参加した男性(78)は「長生きできるのも憲法9条のおかげ。孫たちの将来が気がかり。憲法を守るため、学び直して、いろんな人と手をつないでいきたい」と話しました。
(9月20日 しんぶん赤旗)