愛知県豊川市で9日、第64回愛知母親大会が開催され、1200人以上が参加しました。大会終了後には、「生命を生みだす母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」と書かれた横断幕を掲げて1㌔ほど市内を行進しました。
大会実行委員会の三谷トミ代表委員は「要求と願いを話し合い、運動し、子どもたちに平和な未来を手渡せる社会をめざそう」とあいさつしました。
本秀紀名古屋大学大学院教授が「憲法が活(い)きる社会を!」と題して、ギターと歌を交えながら講演。安倍首相の改憲策動について「総裁選ではずみをつけようとしているが思うように進んでいない」と指摘し、「すべての国民が自分の頭で憲法を考えることが『不断の努力』として大事、憲法を守る力になる」と語りました。
来賓あいさつで、東三河労連の青木利成事務局長は「民主主義を取り戻し、知恵と力を絞って未来のためにがんばろう」。ストップ改憲ママアクションの増田奈緒子さんは「自分の周囲の人たちに気付きのきっかけをつくることが大切。まず半径3㍍から始めよう」と話しました。
新婦人や年金者組合、愛商連などの会員が活動報告。結成20年を迎えた、よさこいチーム「コンコン豊川」の力強い演舞もありました。
全体会に先立って、参加者は子育て教育、くらし、人権などをテーマに19分科会に分かれ、学び交流しました。
(9月11日 しんぶん赤旗)