原水爆禁止2018年世界大会に参加する愛知県代表の決団式とつどいが28日、名古屋市で開かれ、大会成功へむけて会場いっぱいの参加者が集いました。
愛知県原水爆被災者の会(愛友会)の金本弘副理事長が「力をあわせて核廃絶へ向けてがんばりたい」と連帯あいさつ。愛知県原水協の沢田昭二理事長が開会あいさつし、核兵器禁止条約の採択や米朝首脳会談の開催をうけて開かれる今年の世界大会の意義を強調。「大会を通し核保有国と日本政府に核廃絶を強く訴えかけたい」と成功を呼びかけました。
被爆2世でもある日本共産党の井上さとし参院議員が講演し、核兵器のない世界へ向けた大きな激動の土台に、被爆者の訴えと世界の構造変化があると指摘。一方で日本政府が米国の核削減に反対するなど、核廃絶の願いに反する行動をとり続けていると批判し、「〝あなたはどこの国の総理か〟と被爆者に二度と言わせない政府に変えよう」と訴えました。
県営名古屋空港(小牧市)に隣接する三菱重工小牧南工場で、核兵器搭載可能な戦闘機F35の整備拠点化が進められているとして、「この愛知から核兵器廃絶、平和への流れを広げる世界大会に」と呼びかけました。
今年の大会には愛知から約165人が参加する予定です。大会に初めて参加するという女性(23)は、「被爆国として核廃絶へむけて前向きなことができない政府は恥ずかしい。知らないことばかりなので、現地を見て学び、学んだことを伝えていきたい」と語りました。(7月31日 しんぶん赤旗)