日本共産党名古屋市議団(12人)は15日、名古屋市熱田区で6月議会(19日開会)を前に市政懇談会を開き、約40人が参加しました。
田口かずと団長は6月議会に提出される補正予算案で、党市議団が公約に掲げた入学前の就学援助金前倒し支給が中学校に続き、小学校新入生からも始まるよう予算がついたことを報告。「引き続き、学校給食の無償化や18歳までの医療費無料化、敬老パスの利用拡大など一致する要求では、他会派とも共同して実現のために全力をつくす」と話しました。
河村たかし市長が2025年完成を強行する名古屋城天守閣木造化で、市がエレベーターを設置しない方針を出していることをあげ、障害者の人権問題に発展していると指摘。「木造化を急がず、耐震改修への転換を求める」と話しました。
参加者から「名古屋城は戦後、市民の多額の寄付で再建された。市民が参加しないままに議論が進むのは怒りがわく」、「国会の『働き方改革』法案は審議不十分だ。過労自死した人もいる。地方議会から声をあげてほしい」、「城問題から河村市政のウソとごまかしが表面化したといいながら、見切り発車した。入場料で建設費を賄うというが、元がとれないのははっきりしている。しっかりと追及してほしい」など意見がだされました。
6月議会で質問する江上ひろゆき、藤井ひろき、西山あさみ、柴田たみおの4議員が質問内容など紹介しました。
幹事長の江上議員はまとめで、「介護、保育を始め、市民サービスが削減される一方で、天守閣木造化に500億円以上かけようとしている。国の姿勢そのものを変えるために、参院選、統一地方選での党躍進へ先頭に立って頑張りたい」と語りました。
(6月19日 しんぶん赤旗)