政府が強行採決を狙う「働き方」改革一括法案の廃案を求め23日夜、名古屋駅前で約50人が声をあげました。激しい雨のなか「残業代ゼロ法案やめろ」「月100時間も残業させるな」の声が響きました。
行動を呼びかけたAEQUITAS(エキタス)東海の熊谷茂樹さん(41)は、「長時間労働は時間も生活も奪う。働くものの願いに逆行する働き方改革は廃案に」と訴えました。
過労死遺族や保育園の調理員、弁護士などが次つぎスピーチ。高校教員の男性は「先生に残業代の制度はないが、過労死ラインを超えてみんな残業している。高プロ制度が入ったら定額働かせ放題があっという間に広がってしまう」。名城大学准教授の蓑輪明子さん(42)は、「8時間働いて普通に帰れる働き方改革こそ必要」と語りました。
参加した高校2年生の男子生徒は、「どれだけ働いても残業代が払われなくなる法案には反対。多くの人が問題を知らないと思うので周りの人に知らせたい」と話しました。
(5月25日 しんぶん赤旗)