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改憲発議阻止へ2700人の決意 市民のつどい

 憲法施行71周年の3日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場センチュリーホールで「市民のつどい~岐路に立つ 日本と憲法」が開かれ、会場いっぱいの2700人が参加しました。愛知憲法会議が発足した1965年から毎年開かれ、54回目です。

 来賓あいさつにたった木下芳宣県弁護士会会長は「先の戦争では多くの人が犠牲になった。現憲法は戦争の犠牲のもとに成立した。弁護士会は人権と社会正義を守るための取り組みをすすめる」と話しました。

 九条の会事務局の渡辺治・一橋大学名誉教授が「改憲問題の新局面と私たちの課題」と題して講演。渡辺氏は「安倍首相がめざした改憲発議を市民と野党の共闘で阻止してきた」と強調。「安倍首相は改憲を諦めていない。森友、加計学園問題の追及をかわし乗り越え、支持率が回復したら改憲をやろうとする。全国市民アクションが呼びかけた3000万人署名を必ず達成し、安倍改憲を断念に追い込もう」と訴えました。

 コント集団「ザ・ニュースペーパー」が「71年目の憲法を笑う」のタイトルで公演しました。

 本秀紀愛知憲法会議事務局長(名古屋大学教授)が閉会あいさつで「捏造(ねつぞう)、隠蔽(いんぺい)を繰り返す安倍政権に憲法を語る資格はない。政治的立場の違いを超え、安倍内閣を退陣に追い込もう」と呼びかけました。

 愛知県内ではこの日、10カ所以上で集会やデモ、学習会、スタンディング宣伝が行われました。

(5月8日 しんぶん赤旗)